ファイバータングルドを接着その2

熱を用いてファイバータングルド同士を接着する実験を行いました。

ファイバータングルドは80度前後の熱を与えることで変形します。
加熱する道具として、ヒートカッター、はんだごて、ヘアアイロンを用意しました。

 

2枚のファイバータングルドの小片を1つに接着することで比較したいと思います。

どの道具で熱するのが一番効果的なのでしょうか。

ヒートカッター…◯

ヒートカッターで接着したい面に熱線をあてて溶かします。

繊維が溶けてきたところで、接着したいファイバータングルドを急いで押し付けます。

繊維が過剰に潰れ溶けることなく接着できました。

はんだごて…△

はんだごてを使用して接着を試みます。

繊維1本1本を狙ってはんだごてをあてて溶かします。溶けたタイミングで接着したいファイバータングルドを押し付けます。

繊維に対してはんだごてがピンポイントで接するため、接着の難易度が高いです。繊維が溶けすぎてチリチリにダマになってしまいました。

ヘアアイロン…☓

髪の毛以外に使用するのはあまり推奨された使用法ではありませんが、手軽に高温を出せる道具として実験してみました。

接着したいところを挟んで熱をあたえてみます。今回は200度で3秒ほど挟みました。

しっかりと接着しましたが、押さえつけたため繊維どうしがくっついて潰れてしまいました。潰れてしまったところはファイバータングルドの弾力や柔軟性を失っており、ヘアアイロンでの接着は現実的ではないということが分かりました。

並べて比較してみても、ヒートカッターの熱線を使用して接着したものが1番接着なしの形に近いことが分かります。
ヒートカッターを用いてできるだけ広い面を加熱し、その熱を活かして接着するのがよいということが分かりました。  
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