トラスト環境新素材研究所

あなたの健康を守る新素材!

寒さが一段と深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすいこの時期こそ、健康への意識が高まっている人も多いはず。
今回のブログでは、ウイルスや菌の対策に役立つ抗菌素材をテーマにしてお伝えします。

身の回りに潜むウイルス


私たちが毎日手にしているスマートフォンには、目に見えないウイルスや菌がどれほど付着しているかご存じでしょうか?
ある研究によれば、スマートフォンの表面には1平方センチメートルあたり約25,000個の細菌が存在しているとされています。この数字は、なんとトイレの便座の約10倍とも言われています
特に画面部分や側面のボタン周りは汚れが溜まりやすく、手指の菌が移りやすい箇所です。
また、スマートフォンを持ちながら食事をしたり、公共の場で頻繁に使用したりすることで、さらに菌の種類や数が増える傾向があります。

身近な場所に付着する菌は、体調不良や肌トラブルの原因となる場合があります。
だからこそ、身の回りを清潔に保ち、健康意識を持つことが健康管理の一環として非常に重要です。
こうした背景から、抗菌素材を活用したスマートフォンケースや衣類、文房具など、さまざまな製品への利用に注目が高まっています。

抗菌素材ってどんなもの?


現在市場で流通している抗菌素材は、化学合成物質を使用したものが一般的に使われています。
銀イオンチタン酸化物といった物質が代表例であり、これらは抗菌効果が高く、食品容器や医療用製品にも広く使われています。しかし、一部の化学成分には毒性が含まれており、長時間使用すると環境への負荷や人体への影響が懸念される場合もあります。
また、合成樹脂へ抗菌成分を
添加した抗菌素材もよく利用されています。
プラスチックに抗菌剤を練り込むことで、幅広い製品に使用されていますが、実際にはリサイクルが難しい場合が多いために持続可能性の課題が残っています。
合成抗菌素材の廃棄による環境汚染も問題視されており、特にマイクロプラスチックの増加、それにより引き起こされる海洋汚染等の環境問題は深刻です。

そこで最近注目されているのが、自然素材を原料とする抗菌素材です。
植物由来の成分や鉱物が活用されているため、環境への負荷や人体への影響も少ないのが特徴です

弊社の「Deform Protector」は、自然素材を原料とする抗菌素材であり、健康と環境の両方を守ることができる可能性を秘めています。
原料には卵殻や貝殻や鉱物といった自然素材が使われており、これらを加工して作られる「焼成カルシウム」が、強力な抗菌性と消臭・防臭機能を発揮します。
その素材が顆粒や粉末、フィルム状などになりプラスチックに練り込まれ、抗菌緩衝材や容器、さらには花の鮮度保持材など、幅広い製品に利用されています。また、食品や生活用品にも安心して使えるのがポイントです。
そして天然素材を活用しているため廃棄時の環境負荷が低いことも魅力であり、持続可能な未来に向けて大きな役割を果たすと言えるでしょう。

このように当社のDeform Protectorは、自然の力を活用し、環境に配慮した抗菌素材として、多くの可能性を秘めています。

→「Deform Protector」についてはこちらから!

抗菌素材は私たちの生活に欠かせない存在ですが、その選択が環境や健康に与える影響についてもしっかりと考える必要があります。
忙しい日常の中でも環境や健康に配慮し、私たち自身と未来を守る選択をしてみませんか?

回更新は2月を予定しています。
是非お楽しみに!

本年もありがとうございました。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください!

 

 

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