豊かな海を未来へつなぐ

まだまだ暑い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のブログでは、海洋ごみ問題をテーマにしてお伝えします。


プラスチックは、洋服やペットボトル、お弁当や食品の容器など、身の回りの色々なものに使われている便利な素材です。
耐久性があり便利なうえ、低コスト、大量生産できるので、世界中で毎年4億トン、日本国内では1200万トンも生産されています。
しかし、このプラスチックがごみとなることで大きな問題が引き起こされており、
近年特に問題となっているのが、海洋ごみ問題です。

海洋ごみと聞くと、海辺にポイ捨てされて流されたゴミが多いように思われるかもしれません。
しかし、実は海洋ごみの7〜8割は、街で発生したプラスチックごみ等が河川を伝って海に流出したものだと言われています。
世界中の海には毎年約1,400万トンものプラスチックごみが新たに流れ込んでいると推定されており、このままの状況が続けば、2050年には海にいる魚の重さよりもプラスチックごみの方が多くなると言われています。

また、捨てられたプラスチックは、波の力や紫外線の影響で細かくなり、5mm以下の「マイクロプラスチック」となって世界中の海の生き物たちの体から見つかっています。その後の食物連鎖により、それを食べる海洋生物や私たちの体内にもプラスチックが取り込まれているのです。

今回は、このような海洋ごみ・プラスチックごみ問題について、
『個人が改善に取り組めること』と『弊社の環境素材で解決に貢献できそうなこと』の2つを紹介します。

◎『個人が改善に取り組めること』

①3Rの推進

3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の頭文字を取った3つのアクションの総称です。
持続可能な未来のためにも、リデュース=ごみの発生や資源の消費自体を減らす、リユース=ごみにせず繰り返し使う、リサイクル=ごみにせず再資源化する、という3つの考え方へ意識を転換し、アクションを起こしていく必要があります。

レジ袋をもらわずにエコバッグを持参する、ペットボトル製品を買わずにマイボトルを持ち歩く、プラスチック製カトラリーではなくマイ箸を使う、などというように、プラスチックの消費を抑制することや、製品を繰り返し使うことは、プラごみ削減に非常に役立ちます。
そして、ペットボトルやプラスチックを適切に分別して資源ごみとして出すことや、使用しなくなったプラスチック製品を異なる用途で活用・再利用することも重要です。

また、普段利用している商品やサービスを提供している企業が、プラごみ問題をはじめとする環境問題に対して真摯に向き合っているかどうか知ることも大切な取り組みです。私たち一人一人が生活の中で、どのような商品・サービスを選択するのかが、環境保全に繋がっているのです。


◎『弊社の環境素材で解決に貢献できそうなこと』

②エコ容器の普及による脱プラスチックの推進

日本は全世界でプラスチック生産量が第3位、使用量はアメリカに次いで第2位であり、この問題に対して国際的責任を持たなければいけません。
プラスチックの使用量が増え続けた結果、適切に処理しきれず環境へ流出してしまう現状において、国や自治体による取り組みだけでは解決が困難であるため、小さな一歩でもすぐにできることから始めることが重要です。

2022年のデータによると、日本で1年間に捨てられるプラスチックごみは約823万トンとされており、その約半数が、食品トレーやストローなどといった、一度利用されただけで捨てられてしまう容器・包装類で使われているものです。
つまり、プラスチックごみを減らすために、容器・包装類に使われているプラスチックを削減することは、非常に効果的な取り組みであるといえます。

ここで解決に貢献できそうな弊社の環境素材は、「Deform Protector」です。

Deform Protectorは、貝殻や卵の殻などをはじめとする、植物や鉱物などの天然素材から作られた抗菌素材です。
強力な抗菌性・防臭効果を有し、紙や樹脂に混ぜて使うことができ、容器や緩衝材などの製造過程において容易に混ぜ込むことができます。
汎用性も機能性も高いこの新素材を活用することで、プラスチックごみ問題のほか、資源枯渇問題の解決にも大きく貢献できるしれません。

例えば販売している食品の容器をこの新素材を用いた容器へ切り替えることで、環境保護に繋がるだけでなく、エコ容器導入による販売元のイメージアップ効果や、材質の風合いによるナチュラルな雰囲気の演出効果など、メリットが多く考えられますね。

「Deform Protector」についてはこちらから!→ Click!

また、今回お話した海洋ごみ問題やプラスチックごみ問題はSDGs(持続可能な開発目標)にも深く関連しています。
9月25日は
SDGsが採択された日であり、毎年9月末の約1週間は「SDGs週間|GLOBAL GOALS WEEK」とされています。
この期間はSDGsの推進と達成に向けて意識を高め、行動を喚起するイベントが世界中で開催されており、日本でも「HAPPY EARTH FESTA」というイベントが2021年から開催されています。

身近なきっかけや話題から環境について考え、地球や未来の生活を守るために自分ができる行動を一緒に選んでいきましょう。

回更新は10月を予定しています。
是非お楽しみに!

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