ファイバータングルドを接着その1

ファイバータングルド同士を接着剤を用いて接着する実験を行いました。

色の違いが分かりやすいように、前回染色したものと無色のものを接着したいと思います。

どの接着剤が適しているのかを調査するため、4種類の接着剤を用意しました。左から木工用ボンド、スチレンボード用のり、一般用途向けの瞬間接着剤、PP,PE 接着可能の記載のある多用途接着剤です。

繊維にたっぷりと接着剤が付着するように塗りました。

接着剤を塗り終わったら、手で接着した面どうしを抑えて圧迫します。

木工用ボンド… ☓

1時間ほど放置して乾燥させたあとの状態をチェックします。

木工用ボンドで接着したものは、軽くひっぱるとすぐ剥がれてしまいました。ボンドが白く残るので見た目にも目立ってしまいます。

スチレンボード用のり… ☓

のりが透明のためわかりにくいですが、繊維どうしが固定されず、持ち上げるとすぐにはがれてしまいました。

一般的な瞬間接着剤…△

持ち上げてもはがれない程度には接着していましたが、強く引っ張ったところベリベリとはがれてしまいました。

多用途接着剤…◯

多用途接着剤で接着したファイバータングルドは、引っ張っても剥がれず強度にくっついていました。
多用途接着剤の中でもPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン) 使用可の記載のあるものを使用するのがベストのようです。

ファイバータングルドにはPP,PE用の接着剤を使用することで、1時間ほどで接着することが可能だということが分かりました。次回は接着剤を使用せず、熱での接着にトライしてみたいと思います。

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